アジと言えば、日本の食卓に欠かせない定番の魚。
お値打ちなだけでなく、いろいろな食べ方ができることも人気の秘密。
鮨、なめろう、冷汁、塩焼き・・・
いくつも浮かんできますが、今回はその中でも世代を問わず大人気のアジフライをピックアップ。
アジをまるごと楽しめる「いつものメニュー」をとことん追究して、コスパ最高の味に仕上げるレシピを紹介します。
アジフライ
「揚げ料理は蒸し料理でもある」という言葉があるように、美味しいアジフライが「外サク中フワ」なのは、高温の油により衣の水分が蒸発し膜となることで、中の具材が蒸し焼き状態になっているから。そんな最高のアジフライに仕上げるコツは何なのでしょうか。
【材料】
アジ : 1匹
塩 : 適量
生卵 : 1個
小麦粉 : 大さじ1
(米粉と1:1のブレンドもオススメ)
パン粉 : 適量
揚げ油 : 適量
1. アジを洗う
まずは流水または塩水で軽く洗い流します。
表面に水分が残らないよう、キッチンペーパーで押さえて取り除いておきます。
2. アジを捌く
まずは下処理です。
1. ゼイゴを外す
2. ウロコを落とす
3. エラ・内臓を取り除く
4. お腹を水洗い
5. 頭を落とす
6. まな板と魚の水分をしっかりと拭き取る
次に、捌いていきます。今回は三枚おろしにします。
一般的にアジフライと言えば、背開き。見た目はその方がスマートですが、三枚おろしよりも難易度が高いので、こだわらず自分に合った調理法を選びましょう。
3. 衣を付ける
左から小麦粉、卵、パン粉です。
小麦粉は、米粉と1:1でブレンドするとよりカラッとサクッと仕上がります。是非試してみてください。
小麦粉または米粉ブレンド粉をまぶします。
溶き卵の中を潜らせて
パン粉の中へ
パン粉は少なすぎると定着が悪くなり、肝心の「外はサクッ」に辿り着けなくなってしまいます。多めのパン粉で、均等に付けること。また、付いたパン粉が剥がれないよう、手のひらでしっかり押さえつけて定着させることがポイントです。
4. 油で揚げる
180℃に熱したサラダ油へ皮目を上にして入れます。
30秒ほどで返し、両面がきつね色になる程度まで揚げたら油切りに上げます。
残りは余熱で調理が続きますので、あまり揚げすぎないように注意しましょう。揚げ過ぎると中身の水分や旨味が蒸発してしまい、衣の中での蒸し焼きができなくなってフワッと仕上がりません。
これで“外カリ中フワ”のアジフライが完成です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
定番料理のアジフライですが、ポイントをしっかり抑えるだけでグッと美味しくなるんです!衣がベタッとしてしまう、身崩れしてしまう、つい揚げすぎてしまう・・・失敗しがちなあなたも、コレを実践すればアジフライを極められるはず!ぜひ試してみてくださいね。
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